差し押さえのルール
差し押さえについては
これまでも数多く話しを
させて頂きましたが、
関心の高い情報という事で
いまだにたくさんの質問を頂きます。
というわけで、
今回は差し押さえについての
復習をしていきます。
まず、大前提として
差し押さえは債務者自身の所有と
特定された物にしか行えません。
これだけでも知っておけば
差し押さえに対する恐怖心は
かなり薄れます。
つまり、
本人の物であると
『特定』
されなければ持っては行かれません。
例えば、
銀行口座を2つ持っていたとしても、
債権者が1つしか特定出来ていなければ
特定されていない口座は
差し押さえようがありません。
銀行口座以外でも、
名義が自分のものでなければ
差し押さえ出来ませんし、
誰の所有かハッキリしない様な物も
差し押さえられません。
このように、
債務者自身の所有物以外は
差し押さえられないという
大前提を知っていれば、
いくらでも対応する事は出来るんです。
お金の管理に口座は必要ない
銀行口座にお金を入れていた場合、
口座を差し押さえられたら
お金を持って行かれます。
つまり、
お金を口座に入れておくのは
リスクがあるという事です。
多くの人はお金の管理を
口座で行っているでしょうが、
それは絶対のルールではありません。
口座にお金を入れなくても
自分で管理は出来ますし、
入れないからといって
罰則があるわけでもありません。
自分で管理するのは
リスクが高いという方もいますが、
銀行に預ける行為にもリスクは存在します。
どれだけ厳重に備えても
リスクは0になりませんし、
想定外の問題というものは
起こりうるものです。
それなら、
確実に見えている
差し押さえのリスクに対応し、
自分自身でお金を守るほうが
よっぽどリスクは低いと言えるでしょう。
まとめ
銀行口座を使わなくなる事で
利便性は低下します。
しかし、
利便性と差し押さえを天秤にかけた場合、
利便性を捨てたほうが
自分自身にとって絶対に得となるはずです。
手間をかけるだけで
自分の財産を守れるのならば、
その手間を惜しんではいけません。
便利だからと口座を使い続ける、
その気のゆるみが
命取りになる事だってありえますから…
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